あたしのご近所さん。

近くにあった毛布をつかんで悠太にかける。

握られた手はそのままで。





ぬくもりが肌を伝って、あたしの心に伝わる。


それはくすぐったくて、だけどあったかくて






一言で言えば






「好き」の気持ちがあふれていた。





ずっとずっと手が離れないように





ずっとずっと心が変わらないように






手を握って隣で瞼を閉じた。





この幸せなひとときをかみしめながら。