「母の趣味でね…。同じような家が、 フランスとアメリカにもあるんだあきれちゃうよな」 「そんなことない!すっごーい! ユウ君、見た目も王子様みたいだし、おうちもほんとのお城みたい!」 普通に素直にそう思った。 女の子の夢だもん。 お城に住むのって。 ここは日本だけど…。 十分そんなふうに思えるくらいの おうち。 まぢすごっ! 「あはは…王子様って。そんなこと言われたの初めてだよ。じゃあどうぞ」 細かい細工が施された白いドアを開く。 「お邪魔しまーす」