俺はショックを受けた。
小学校から高校まで、下駄箱に愛の告白の手紙をいれられることを、俺は夢見ていた。
しかし、それは夢だけであって、現実はそうはいかない。
わかっている。
しかし、これは酷い。
……挑戦状。
下駄箱に挑戦状なんて、ひどすぎる。
「なんでこぉ、次から次へと……」
俺は頭を抱えた。
それは放課後、不良たちの戦闘の後に保健室に運ばれ、ゆいちゃんに映画にさそわれ、みみえ先生の白衣に油性ペンでサインし、家に帰ろうとした時のこと。
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