悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!




お兄ちゃんは少しだけ飛んだあと、地面に倒れました。



もちろん、不良グループのやろうどもと共に気絶しました。



「……ふぅ」



ラムはやっと落ち着きました。



「はぁ、すっきりしたぁ!」



おっと、忘れてはいけません。もう一人いました。



「ゆぅいちゃん!」



ゆいちゃんがびくっとしました。



「は、はい!」



「ゆいちゃん、怖い思いさせてごめんなさい。でも、このことは内緒にしといてね」



口封じは完璧にね!



「ありがとう、ゆいちゃん!」









不良達の戦い(ゆいちゃん目線)



「ありがとう、ゆいちゃん!」



そう言って、ラムさんは私の前から去りました。



私は思いました。



「ら、ラムさんが、……い、一番不良ですぅ(泣)」