それにしても、何でお兄ちゃんが好きなんだろう。



ラムはそれが不思議でなりません。
このゴミ以下、単細胞生物以下、この世に必要なものじゃないこのお兄ちゃんがなぜ。



ラムはチラッとお兄ちゃんを見ます。



「俺、もてるような顔してるか?」



ラムはドキッとしてしまいました。



「ん、なんだよ驚いた顔して。俺はもてるような顔してるかって聞いてんだよ」



「……お兄ちゃんはゴミ以下、単細胞生物以下、この世に必要じゃなものだから。ここまで言えばわかるでしょ、お兄ちゃん?」



「素直なやつだな」