「あ、あの、ラムさんのお兄さんの事なんです……」



ラムは、はっとしました。お兄ちゃん、この子になにか悪いことしたのかな。



ラムはそう考え、イライラした感情がこみあげてきます。



帰ったら、どんなお仕置きを使用かな。



でも、次の瞬間、ラムのそんな考えは音をたてて崩れ落ちたのです。



ゆいちゃんの意外な一言によって。



「あ、あの、……わ、私……私ですね……」



もじもじと顔を赤らめるゆいちゃん。



「……七瀬先輩が好きなんです!!」