「この、金のなる木め」 兄は小さくつぶやいた。 「おじぃちゃぁん、ねぇえぇ、ち○ちんの情報を教えてよぉ!」 ラムは諦めず、まだ猫なで声でおじいちゃんの説得に全神経を集中している。 「そうじゃのぉ。ラムちゃんが今日のパンツの色を教えてくれたら言っても……え?」 その瞬間、じいちゃんの前にシャベルが現れた。 ラムの目は残酷なまでに冷静で冷たく、透き通った氷の刃のようだ。 兄は悟った。 ラムはシャベルでじいちゃんを殴り殺し、シャベルで穴堀、うめるつもりだ。 「シャベルって、便利ね」