「ワンちゃん、お腹の上のほうにふかふかの毛があるわ。あなたのお名前はふわふわです!」 子犬はラムにより、『ふわふわ』と名付けられた。 お兄ちゃんは納得いかない様子でラムを見つめた。 両親は可愛い名前ねなどと言って、ラムがそう決めたのならっという感じだ。 ラムは自慢げににこっと笑顔を見せ、その後、ふわふわを床に下ろした。 そして、 「ふわふわ、ちんちん!ちんちんやって!」 と、言いだしたのだ。 「なぁに、それ?」 お兄ちゃんはきょとんとする。