それは昔、とある夏のことである。 ラムとお兄ちゃんがはしゃいで喜ぶプレゼントが、二人の両親から渡された。 「うわぁ!お兄ちゃん見て見て!ワンちゃんよ、ワンちゃん!(ラム:当時5歳)」 「すごーい!毛がふさふさしてる!(お兄ちゃん:当時7歳)」 そう、七瀬家に初めての犬がやってきたのだ。 ラムの5歳の誕生日を祝い、両親が子犬を1ぴき、親戚の家から譲り受けてきたのである。 命の大切さをわかってもらうため、ラムにお世話させる目的もあったようだ。