羽奈ちゃんにうざがられたあたしは、ションボリしながら部屋着に着替えた。
そして、羽奈ちゃんに輝くんの部屋のことを明かした。
「…は?」
「いや、は?じゃなくて……」
「え?てことは、この隣の部屋に彼がいるってことなの?」
「うん。そーゆうこと」
一通り説明したあとの羽奈ちゃんの反応は予想通りで、可愛かった。
少しあたふたして、一息つき
「じゃ、お隣同士よろしくって挨拶、したの?」
「挨拶ってゆうか、まぁ、ちょっとだけ喋ったくらいで…」
「心結ーー!よかったじゃんっ!」
事情を把握できてなかった顔から一変、一気に笑顔になってあたしの手を握る羽奈ちゃん。
ぶんぶん振り回されて、ぎゅっと抱き締められた。
「心結、チャンスだよ!今からが勝負だよ!彼、もう目つけられてるんだからっ」
そんなこと言われても……
というのが、あたしの正直な気持ち。

