しばらくの沈黙

ティルを抱いてる腕に力が入る

ティルも痛いはずなのに、ただ我慢してくれた

「これを話したら、お前は俺を怖がるとおもう」

沈黙の中…

いきなりウィルがそう言った

「ならな…」

「そう言えるのか!?」

ならないよって言おうとしたけど、ウィルに邪魔されてしまった

確かに…

ウィルの言うとおり、怖がらないなんて約束できない

でも…

「ごめんね…
正直、私がウィルを怖がらないなんて、できないと思うけど…
けどね…
ウィルを嫌いにならないから」

私は、ウィルを見つめた

「そうか。
じゃぁ、話すからな」