「椿さまぁ?」

ティルは、固まって動かない私の顔を見つめていた

服を、グイグイっと引っ張りながら…

でも、私の頭の中には、ウィルが何億歳という驚きしかなかった

「固まって動かないです」

ティルがウィルに言うと、ウィルはハァッと溜め息をつき、私に近づいた

チュッ

えっ?

私の唇に柔らかい感触と目の前にあるウィルの顔
























「………きゃぁぁああ!!」

私は我に戻って叫んだ

ウィルもティルも両手で両耳をふさいでいた

うわぁ。

すごく不機嫌な顔をしてるよ…