教室にそっと入り
中北にゆっくりと近づいていく…
スースーと寝息を立てて可愛い寝顔をしている。
これだけで俺の理性は−…
狂い始めてくる…
時計をみると、6時すぎだ。
中北の頬をそっと触る。
そろそろ起こすか。
「中北、中北ッッ」
肩をとんとん叩いてもいっこうに起きる気配はない。
こいつ寝起きわりいな−
起きないと襲うぞっと一瞬思ったけど…
まぁ無理だから。
何回も呼ぶ。
「中北!」
「中北、下校時間とっくにすぎてるぞ」
ふぇ?っとした感じでとろんとした目で俺の目を見つめる中北。
−−−やめろ。
俺の決心を
無駄にするつもりか?

