記憶のカケラ


「もしかして……葵?」

「そぅ…だけど……」

「えっ……目、覚めたのかっ!?」

「ぅん」

2人は声にならないくらいの嬉しさでいっぱいらしい。
名前、聞いてもいぃのかな……。
少しおずおずしていると、聞かなくても彼らは名前を教えてくれた。

「私、那波 唯花〈ナナミユイカ〉!わかるっ?」

唯花って…、名前聞いただけでわかるよっ!だって親友だし!

「唯花っ、久しぶりっ!」

私は笑顔で笑って見せた。
すると、唯花は少し泣きそうになってて、急に私に抱き着いてきた。