涙の落ちる場所。。(仮)

どんな奴だと思って振り返る


「あぁー!!もしかしてあんたも俺の仲間?クラス分かんなかったり??」


"…何?このテンション…。"


私はこのテンションと軽いノリに、唖然として言葉が出てこなかった。


「あっ!俺東中出身の末森明広な♪♪ヨロシク~ってかマジ困るよな~入学式出れねぇじゃん~」

「…あ、うん。そう…だよね」

「何だよ~緊張してんの?んな緊張すんなって!んで?ドコ中??名前は?」

「…別に緊張なんか…。あたしは西中、名前は岡崎えみだよ」


…っていうかあんたの初対面らしからぬ接し方に驚いてるだけだし!!


「西中かぁ~!野球強かったよな~、あっ!えみでいいよな♪俺も明広でいいしさ♪♪」

「別に、いいけど…皆そう呼ぶし」

「おっし!決まり♪改めてヨロシクな!」

と言いながら無理矢理私の手をつかんで握手してきた。しかも力いっぱい握りながら上下に振るもんだから思わず叫んでしまった…



「痛っ…痛いっっつーのぉ!!!!」



「…??お…おぉ!?わりぃわりぃ…ついな♪」