翔太君とも、もう出会って2ヶ月が経つ。



あえて付き合うという形をとっていない私達。どちらかが付き合おうと言えば、確実に恋人同士になるはずなのに…




でも多分そこら辺のチャラチャラしたカップルより、私達の関係はより深いし、お互い色んな事を話して来てよく理解しあってる。




話も合うし、あたしにとって頼れる兄貴っていう感じだ。

正直翔太君にはかなりお世話になった。明広の事でかなり落ち込んでたあたしを励ましたり、元気付けてくれて話をきいてくれたのも全部彼。



彼が居ない夏は今は考えられない。




「…あの…さ、ずっと言おうかまよってたんだけど…」


さっきまで笑ってた彼が、急に真面目な顔になった。


「なにぃ…?」


「付き…合わない?…ってか俺じゃだめかな?」