悲しさと、悔しさと、涙を隠して、いつものノリで答えてやった。





…もぅ、2度と『好き』だなんて口に出すもんか。




気持ち伝えようなんて思うもんか。





明日から夏休み。


高校最初の夏に、あたしは明広への想いを封印した。