“♪♪♪~♪~~♪”

「…んあ…?えみメール鳴ってんぞ~」



明広が携帯が鳴ってるのを知らせるが、あたしは話に夢中。



「…え?…あ!でさぁ~ここってテスト範囲?」


「…んだょ、開くぞ~!!……何なに??何とか崎翔太…?“今日学校終わったらひま?”」

「…!!ちょっとぉ!何勝手に開いて読んでんの!?」

「おめぇが気付かないのが悪ぃんだろ~?…つうか誰?何とか崎って。」



あたしはあれから、翔太君と何度かメールのやり取りをしてる。別に何気ない事をただメールして話してるだけだけど。


…明広。何とも思わないのかな…あたしがこうやって男の子と仲良くしてるの知っても。
…思うはずないよね。

「な、ら、さ、き!!…別に誰でもいいじゃん!関係ないでしょ」


「何キレてんだし…あ!つぅか俺最近彼女できたんだよね~隣のクラスの子でさ~…」




“ガラガラガラ”