「うん♪…と言いたい所なんだけどさ、まぁ…授業終わったらとりあえず校門来て」

「…え、あ…はぃ」

何だろ?まぁ、いっかぁ♪




「おい!!えみ誰だよあのキレイな人!」

明広が食い付く様にあたしに聞いて来る。

「あたしの中学の時の先輩だょ~雑誌モデルとかやってんの♪」

「マジ!?紹介して♪♪」

…でた。この女好きめ!

「無理だよ、彼氏居るし…大体明広なんて相手しないよ~」

「…けっ!…やっぱそう来たか…」

「当たり前でしょ!」




この時は気付いて無かったんだ…明広が本当に本気で亜美先輩の事好きになるなんて…
またいつもの軽いノリだと思ってたんだよね…。

浅はかだったなぁ…。




“キン~コン~カン~コン~”




…やっと授業が終った。亜美先輩、待ってるかなぁ…。

そっと校門に目を向ける。

…まだ居ないゃ。やっぱここは、早く行って先輩を待ってなくちゃね♪