もう泣かないで

雨が降り続けば、づっと二人でいられる。



お願いだから、



神様どうか雨をずっと降らせて下さい。



私の間違った願いを聞いてくれたかのように、



雨は降り続けた。



カミナリが鳴るたび、



私は池田君にしがみついた。


抱きつくたび彼の腕に力が入った。



「ごめん痛かった?」



「ううん大丈夫。」