もう泣かないで

池田君が飛んで来た。



「夏海が一緒に死んで、

おばあちゃんが喜ぶ訳がないだろう。

おばあちゃんの分も、一杯生きなきゃ駄目だろう。」


私は池田君の胸の中で泣いた。



泣きじゃくる私をずっと抱き締めてくれた。