【先生×生徒シリーズ】ふたつの恋物語



「松田は…その噂、信じてんの?」



先生は私の方を見て言った。



「私は…信じてない…って言うか…信じたくない…」



先生の顔が見れない。



「良かった…」


「えっ?」



先生の方を見ると、先生は微笑んでいた。



「松田が信じてなくて良かった」


「どういう…意味?」


「その噂は嘘だよ。俺は女子高生と付き合ってないって言うか、付き合ったこともないよ。どこからそんな噂が流れたのか知らねぇけど、松田だけでも信じてなくて良かった」



そうだったんだ…。


でも…女子高生とは付き合ってなくても…彼女はいるんでしょ?