「なぁ…」 先生が突然話しかけてきた。 「なっ…何?」 私は先生の方を向く。 「てっぺんに着いたらさぁ…キスしよっか…」 先生が真面目な顔をして言ってきた。 ドキン──。 私の心臓が大きく高鳴った。 なっ…何言い出すの? 冗談でしょ? 私を子供だと思ってからかってるだけでしょ? 私は先生から目を離して上を見た。 もうすぐ…てっぺんだ…。 どうしよ…。