「飴食べて元気出せ!」 「うん」 私はベッドから上半身を起こすと、 先生の手から飴を取り、包み紙を開けて飴を口に入れた。 「元気になった?」 あの時と変わらない笑顔。 「うん!ありがとう」 私の顔も自然と笑顔になった。 「飛鳥は昔から、飴を食べると泣きやんで笑顔になったよな」 また先生が私の頭を撫でた。