「でもさぁ…漫画や小説みたいにカッコイイ先生なんてありえないでしょ?」 「そうだよね~」 歩美と美空が言い合う。 「飛鳥?」 美空が私の目の前で手を振る。 「あっ…ん?」 「どした?ボーとして」 「ううん。何でもない」 私は笑いながら言った。 「そろそろ体育館に行こうか?」 歩美が席を立った。 「そうだね」 美空も席を立つ。 「ほら、飛鳥!置いてくぞ~」 「あぁ待って~」 私も席を立ち、歩美と美空のところに行った。