「おかえり~」 スリッパの音を"パタパタ"とさせながら走って来る女性。 ショートカットの可愛い女性。 この人が先生の妹さん? 「おぉ~飛鳥!楓も来てんの?」 「うん。お兄ちゃん?そちらの可愛い女の子は?」 飛鳥さんが、先生の後ろにいる私を見て言った。 「ん?俺の彼女」 「へぇ。お兄ちゃんにこんな可愛い彼女がいたなんてね」 飛鳥さんがフフと笑いながら言った。 「どうぞ」 と、先生が私を見て言う。 「あっ…はい…」 私は靴を脱いで玄関を上がった。 そして先生の後ろを着いて廊下を歩く。