【先生×生徒シリーズ】ふたつの恋物語



「おかえり~」



スリッパの音を"パタパタ"とさせながら走って来る女性。


ショートカットの可愛い女性。


この人が先生の妹さん?



「おぉ~飛鳥!楓も来てんの?」


「うん。お兄ちゃん?そちらの可愛い女の子は?」



飛鳥さんが、先生の後ろにいる私を見て言った。



「ん?俺の彼女」


「へぇ。お兄ちゃんにこんな可愛い彼女がいたなんてね」



飛鳥さんがフフと笑いながら言った。



「どうぞ」



と、先生が私を見て言う。



「あっ…はい…」



私は靴を脱いで玄関を上がった。


そして先生の後ろを着いて廊下を歩く。