「じゃあ、な」 いつのなら、置いて行かないのに・・・ そのまま、早瀬も去った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「早瀬が~」 春華に一応聞いてみた。 「時々、早瀬そんなことが起きるのよ」 さすが幼馴染。 何でもわかっている。 「早瀬は別に2重人格ではないわ。ただ、あることが原因でそうなっただけ」 あること? 「私、早瀬の恋人になら話すことよ。きつい言い方かもしれないけれども、同情なら聞かないほうが身のためよ」