早瀬は私が話している間も、黙々と弁当を食べていた。 何か気まずい。 「お~。くっついたんだね」 にこりと、天使の微笑みをする早瀬。 その言葉に、安堵した。 「でも、あきらめないから」 その言葉に、ドキッとする。 春華も真っ赤になる。 「な、何言っているのよ!翠には、彼氏がいるのよ」 幼馴染として言う春華。 「それが?」 お弁当を仕舞う早瀬。