物知りなんだ~ その言葉に、切なそうに微笑んだ。 どうしたんだろう? 「桜は、独特の雰囲気を持っていてすきなんだよな」 「その気持ちわかります」 一気に、朔耶との距離が縮まった気がする。 桜の話を夕食中話していた。 顔に似合わず、桜がすきなんだ。 てっきり、冷たそうな顔立ちだから花嫌いかな?と思った。 人は見かけによらないんだ。 でも、桜が好きってきいて得した気分だった。