「好きだから」 「え?紅茶が」 そんな馬鹿な返答をしてしまった。 「違うよ。翠が好きなんだよ」 「それって、友達として?」 そうだよね。 早瀬は、帰国子女だからそんなこと言っているんだよね? 「ううん。一人の女の子として、ずっと傍にいたいと思っている」 顔を真っ赤になる早瀬。 少しくせ毛な茶髪。 「え、え~と」