君への距離

「会ってないね…きっと翼くんは硬式入って、バリバリ活躍して、スカウトなんかもきちゃったりして、プロ野球選手になっちゃって!」

杏は緊張のあまり早口で言った。

視線が泳ぐ。





翼はまっすぐに杏を見ていた。


「きっと別々の道を歩いてたよね?」

杏はそう言ってうつむいた。



自然と涙が溢れてきた。