君への距離

(あたしの部屋がすっごく遠ければいいのに…)


杏と翼は夕暮れの大学を自転車で走っていた。



いつもリョースケが翼の自転車の後ろに乗っていたから、杏はそれがたまらなくうらやましかった。


でも今、後ろに乗ってるのは杏。


杏は幸せいっぱいの笑みを浮かべた。