「キャーかわいいです、お似合いです。
もう抱きしめちゃいたいです。」


そういってマリーはあたしを抱きしめる。

く、苦しい


「こんなかわいい姫香さまがあんな野郎どもと一緒に御食事をしないといけないなんて悲しすぎます、このまま私が連れ去りたいです。」


マリーの妄想はドンドンヒートアップしていく。


「もしあいつ等が力に物を言わせあんなことやこんなことをしでかしたりしたら・・・・イヤー!許しませんわ。
そんなことがあれば私があいつ等を抹殺しますのでご安心してくださいね。」



にっこり笑顔でマリーは恐ろしいことを言う。

ちょっと怖い。


「それでは、ごゆっくり御食事を楽しんできてください。」


そういってマリーはあたしを解放し扉を開ける。


フリアもいつの間にか着替えていた。

フリアの案内でどこかにつれてからる。


「ついたわよ」

そういってフリアは扉を開ける


―これが長い夜の始まりだった。