それからさらに2週間が経った日のこと―― いつものように受け付けで花を預けた帰り道だった。 『晃太の容態が急にっ…。 唯ちゃんを呼んでるの…。早く、早く来てっ…』 コウくんが私を…? 思わず思考が停止した。 何で? 何で… 『唯ちゃん、早く!!』 まみさんの必死な声にハッとした。 そんなこと考えてる暇、ない。 コウくんが危ない!! 早く行かなきゃ… 早くっ!! 早く!!!