「お前・・・・もう死んでんだよ」

ボソっとトオルがつぶやいた。

オレは今までのみんなの様子から、薄々気付いていた。だからあまり驚かなかったが、やっぱりショックは強かった。

「ん・・・いつ?」

オレは絶望感に耐えながら聞く。

「半月前くらい・・・」

トオルは小さな声で答える。