「離れるなよ」 雫の手を引きながら、呟いた。 雫は顔を赤くして、小さな声で「うん」と言った。 周りには聞こえない。 二人だけの小さな会話。 そう思うと、なんだか嬉しくなった。 しばらく人ごみの中を歩くと、目の前に宝石のような眩しさが広がった。