2人で廊下を歩いてると、みんなの視線が気になる。



だけど、嫌がらせなんかもうされなくなった。



それに……大賀がいてくれるから、怖くない。



「…雫。」




大賀は付き合うようになって、「しず」から「雫」と呼ぶようになった。


大賀によると、彼女のことは名前で呼びたいらしい。