「こんにちは。春風さん。私が明日香さんの主治医の早川です。」
明日香の両親は凄くしんみりとしていた。
「こちらこそ。先程は先生に対してあのような態度をとってしまい本当に申し訳ありませんでした。」
「いえいえ。お気になさらないで下さい。あの、明日香さんは」
明日香は白血病患者ということで個室に入院している。
いずれは無菌室に移されるだろう。
「今は寝ております。さっきまで話していたのですが。あの、今夜は先生が…?」
明日香のお父さんはすごく不安そうな顔をしている。
「いぇ、今夜は藤島という当直の者が参ります。彼も一応主治医なので。」
その時僕は病室に彼女の両親とは別に一人の青年がいることに気がついた。
彼女の弟だろうか。兄だろうか。両親と同様、ひどく落ち込んでいる
「では、僕はこれで。明日から頑張りましょう。私も出来るだけのことはやっていきますので。」
「本当にありがとうございます。娘の為、よろしくお願いいたします。」
本当に礼儀正しい人だった。
明日香の両親は凄くしんみりとしていた。
「こちらこそ。先程は先生に対してあのような態度をとってしまい本当に申し訳ありませんでした。」
「いえいえ。お気になさらないで下さい。あの、明日香さんは」
明日香は白血病患者ということで個室に入院している。
いずれは無菌室に移されるだろう。
「今は寝ております。さっきまで話していたのですが。あの、今夜は先生が…?」
明日香のお父さんはすごく不安そうな顔をしている。
「いぇ、今夜は藤島という当直の者が参ります。彼も一応主治医なので。」
その時僕は病室に彼女の両親とは別に一人の青年がいることに気がついた。
彼女の弟だろうか。兄だろうか。両親と同様、ひどく落ち込んでいる
「では、僕はこれで。明日から頑張りましょう。私も出来るだけのことはやっていきますので。」
「本当にありがとうございます。娘の為、よろしくお願いいたします。」
本当に礼儀正しい人だった。
