「…私の話は以上です。よろしく頼みます。で、誠くんの話って?」
ついにこの時が来てしまった。
ずっと心の中にしまい込んでいた思いを伝える時が来た。
「誠くん?どうしたの?」
「さっきのことなんだけど…」
「明日香ちゃんのこと?」
「うん。明日香の主治医を引き受けたってことはただでさえ新人で忙しい僕がさらに忙しくなるってことで」
「でもそれを分かって引き受けたのよね。それで?」
「今でもこうして美咲とゆっくり会える時間が少ないのにもっと……」
僕の言葉を遮って美咲は言う。
「そんなこと誠くんは心配してるの?私は気にしてないよ。」
「じゃあ、会えなくてもいいの?」
「そういう意味じゃなくて。例えあんまり会えなくてもその分誠くんが一生懸命仕事してるんだって思えば私だって励みになるわ。」
「美咲……」
「まさか、そんなこと心配して別れ話しにきたの?」
「そんな訳じゃないよ!むしろその反対っていうか…何て言うか。」
「え?どういうこと?とにかく、どこにいたって私は誠くんが大好きだって気持ちは変わらないよ?」
美咲はこっちをずっと見ている。
よし!
美咲の今の一言で僕の心は決まった。
もう揺るがない。
だからこんな所にはもういられない。
僕は半ば強引に美咲の手をとり会計を済ませるとカフェを出た。
美咲は困惑している。
「ちょ、待ってよ!どこにいくの!」
行く場所なんて決まっている。
ついにこの時が来てしまった。
ずっと心の中にしまい込んでいた思いを伝える時が来た。
「誠くん?どうしたの?」
「さっきのことなんだけど…」
「明日香ちゃんのこと?」
「うん。明日香の主治医を引き受けたってことはただでさえ新人で忙しい僕がさらに忙しくなるってことで」
「でもそれを分かって引き受けたのよね。それで?」
「今でもこうして美咲とゆっくり会える時間が少ないのにもっと……」
僕の言葉を遮って美咲は言う。
「そんなこと誠くんは心配してるの?私は気にしてないよ。」
「じゃあ、会えなくてもいいの?」
「そういう意味じゃなくて。例えあんまり会えなくてもその分誠くんが一生懸命仕事してるんだって思えば私だって励みになるわ。」
「美咲……」
「まさか、そんなこと心配して別れ話しにきたの?」
「そんな訳じゃないよ!むしろその反対っていうか…何て言うか。」
「え?どういうこと?とにかく、どこにいたって私は誠くんが大好きだって気持ちは変わらないよ?」
美咲はこっちをずっと見ている。
よし!
美咲の今の一言で僕の心は決まった。
もう揺るがない。
だからこんな所にはもういられない。
僕は半ば強引に美咲の手をとり会計を済ませるとカフェを出た。
美咲は困惑している。
「ちょ、待ってよ!どこにいくの!」
行く場所なんて決まっている。
