交わったら離れていくばかり。


平行線がそのままならずっと変わらない。


いつまでも隣で真っ直ぐ進むだけ。


「そっか…」


俺はため息をついた。

夏未でもいいんだ。

だけど夏未は何かが足らないんだ。


同じだから。