忘れようとした日々忘れられない人
幸せな時間を
思い出しては
泣き続ける夜

きっと誰にでもあるはず…
そんな忘れられない恋が…
結ばれてはいけない人を愛し、終わりを告げた愛が…

 話し声や、音楽がとてもここちいい…カラカラと氷の音があちこちでする。
したくてしてるわけではない、夜の蝶。でも何故か、日頃の憂さがここにいると癒された…
『真唯~!カウンター2名準備お願いね♪』
『はぁ~い』
壁の向こう側からママの声が響く。
『おいおい、そういう業務連絡はこそっとするもんだろ…』あまりのママの声のデカさに、私の前のお客さんがボソッと、つぶやいた。
『あれがママの良いところ…♪(笑)』
私もボソッと、返す。
夜の空をいつの間にか5年も飛び続けてしまった私…
おもしろ半分で始めたのに、なかなか肌に合うらしい。
良いお客さんに囲まれ、以外とまんざらでもない…

私、真唯。25歳独身…彼氏?…さぁ~