鈴のお葬式から3ヶ月がたった。
僕は鈴のお母さんに頼んで鈴の家の庭にひまわりのタネを植えさせてもらった。
鈴を忘れないように。そして忘れてもいいように。初恋の相手だから忘れないだろうけどね。
で今僕らは鈴の家。
ん?僕らって
僕の母と父
今日は鈴の家で料理教室。
鈴のお母さんは料理教室の先生だったりする。
それで鈴を育てあげたんだ。
それで鈴も料理が得意だった。
僕が鈴の手料理で大好きだったのはオムライス。
実は僕の家に来た時に家族分作ってくれた時がある。
それからうちの家族は鈴のオムライスの虜だ。
また作ってねと母が言っていた。でもその また はなかったんだ。
母はその時にうちにお嫁に来たらいいのになんて言ってのを思いだした。
でも鈴は口は笑ってたけど目はなんだか悲しくみえた。
だから僕はまだ早いって16歳だよなんて流してた。