僕は知らず知らず涙を流していた。鈴の気持ちがこの手紙でよく伝わったから。ずっと泣いていた。どれだけ鈴の部屋にいたかわからない。 いつの間にか鈴の母が僕の隣にいた。 そして僕を抱きしめてくれた。 そのぬくもりを感じてますます泣いてしまった。声をあげて。