「また明日ね」

わたしの家の前、いつもここで北斗君達と別れる。

「あ、あのさ……」

「何?」

「白雪って料理できるよね?」

「うん、ある程度は」

「自分のことは自分でしなさい」と炊事や洗濯等一通りのことは親から教え込まれた。

「なら、明日からお弁当作ってもらえないかな……」

「わたしが北斗君に?あっ、そうか……」

さっきの会話を思い出す。

「分かった。明日作ってくる」

「よろしく。じゃあ、また明日」

「うん。また明日」