そして、

それだけ言うと

遥斗くんはまた

走って行き

とうとう見えなくなってしまった。


私はただただ

それを見ていることしか

出来なかった。


なにが起きたのかわからなくて

ただただそこに

立ちすくむことしか

出来なかった。