さつまいも!

「・・・・はぁ・・はぁ」

確信していた。彼はきっとここにいる。

一気に階段を駆け上がり、重い鉄の扉を開ける。

・・!

あれ、こんなに空って綺麗だったっけ?


「あ・・・」

私の背後からか弱い蚊のような声が聞こえた。

「薩摩・・・心配したし・・」

すると薩摩はきょとんとした。

「え・・・心配してくれたんですか?」

・・しまった!

「ばっ!!心配とかそんなんじゃなくて・・その・・・先生が呼んで来いっていったから」

すると薩摩は「ふふっ」と笑った。



・・・あんまりにも彼が優しく笑うから・・・


不覚にも私は彼に恋をしてしまった。・・・・らしい。



ジョボッチョボボッボジョボジョボジョーーーっっっ!!!!



まるで私の心に清らかな水が流れ込んだようだ。