はちみつ恋愛

「まぁどの先生もお前を悪い生徒って思ってるよ。それよりも…」



「それよりも……??」



「他の生徒が“ありえない”って若干引いた目で見てたぞ」



ぇえ!!?

友達できるのか不安になってきた。



「まぁ友達1人くらいはできるといいな」



ニヤリとこっちを見て笑う先生。

こういう人の事を意地悪とかドSって言うんだよ!!



「ほら、佐々木。後ろから入れ」



1Cと書かれている教室だった。

私は先生に言われた通り後ろから入る。

当然みんな揃ってるわけで、あとから入った私は注目の的だった。



「ある1名のせいでこんなに遅くなったがLHRを始める。」



私は空いている席に座りうつむく。

こんな高校生活の始まりなんて想像してなかった。

入学式が終わって教室についたら友達ができて…

それが普通だと思っていた。