「じやぁ俺も帰るわ」


「はい?帰るって…」


「伝える事は伝えたし。じやぁ3時に」


海渡は平気な顔して
さらりと言う


「まって…!」


「ばいばーい」


海渡は振り返りもしないで手を振る


夢がまた…
始まる


私は…

私は……


「いかない…」


ボソッと
海渡の背中に言った