半年ぶりに 会った きみは 少しだけ 髪が伸びてた。 髪の色は 茶色。 光を反射して キラキラ光るのが 好きだった。 きみを見上げて ふと思う。 「背、伸びた?」 きみは 首を傾げる。 「俺? いや、伸びてへんのちゃうかな」 「えー 絶対伸びてるって!」 「そぉかあ? お前が縮んだんちゃう?」 「うるさいな!」 言いながら きみの背中を叩く。