警察署へ着くとまずは事情を説明された。

集団自殺だったという事、そして殺人の容疑がかかっているという事。

また後日ちゃんと説明があるらしい。

弟と対面するために死体安置所へ連れて行かれた。
白い布をめくり確かに弟であると警察官に告げる。父親は
『どうして…』
と一言言うと肩を震わせ泣いていた。
僕は父親の肩を抱き一緒に泣く〃フリ〃をした。
弟の遺体は司法解剖に回されるため3日程帰れないと聞かされた。